また、神は地位のある者を無力な者とするため、世の無に等しい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。
新約聖書 コリントの信徒への手紙 一 1:28
世間の多くの人は自分を誇り、
自分の力を過信し、
神様を認めようとしません。
この世は少しでも良い者、優秀な者、
優れた者を選んで用いようとします。
しかし神様はこの世の愚かな者、
弱い者、取るに足らないと見下されている者を
あえて選んで用いて下さるお方です。
神様はこのような弱い存在を通して
ご自分の絶待なる力を現そうとされます。
既に力ある者が成し遂げれば、
それはその人の誉れになってしまいます。
しかし、
力の足りない者が神様に用いられる時、
神様がその人の中で
働かれている事が明らかになります。
ですから、
神様が用いて下さるのであれば、
むしろ自分が弱い者である事を
喜ぶべきなのかもしれません。
神様は様々な困難や試練を通して
私たちの自分に頼る思いを砕かれ、
私たちの無力さに気づかせようとなさいます。
私たちが自分を無にして空っぽになった時、
初めて神様からの力を受ける事が出来るのです。
自分の力を持っている限り、神様は力を発揮なさいません。
年齢を重ねる中で、出来ない事が増えていきます。
その中で「あなたの力なくしては何も出来ません」
と言うことしか出来なくなります。
しかし、この姿が神様の求めておられる事だと思います。
弱い者である事を
むしろ喜んで誇りとしたいと思います。
何故なら、神様は弱さの中でこそ
力を発揮して下さるからです。
その中で
神様の御業を沢山体験していきたいと思います。