聖書には「天使と」言う言葉が285回も記されていると、私は前に牧師さんから聞いたことがあります。そもそも、天使とは何でしょうか。御使とも言われていますが、この存在について気になりませんか？聖書に書かれていることを整理してお伝えしますね。
天使は神様ではない
「わたしは主である。わたしのほかに神はいない。」（イザヤ書45:5）
天使は神のしもべであり、神そのものではありません。
天使は人間でもない
「わたしたちの救い主イエス・キリストは、天から来られた方である。」（ヨハネ3:13）
天使は霊的な存在であり、人間のような肉体を持ちません。
天使は死人の霊でもない
「死んだ者は何も知りません。」（伝道者の書9:5）
天使は生きた霊的存在であり、死者の魂とは異なります。
天使は象徴の擬人化ではない
「天使たちは力ある霊として、使わされている。」（ヘブル人への手紙1:14）
比喩や象徴ではなく、実際の霊的存在として描かれています。
天使は単なる譬え話や象徴表現でもない
「御使いたちは、神の言葉を伝え、命じられた事を行う者である。」（詩篇103:20）
たとえ話や象徴でなく、明確な役割と意志を持っています。
天使は個性・人格を持つ実在者である
「ミカエルという大天使がいる。」（ユダ書1:9）
天使には名前や意志があり、人格を備えています。
さきただし、この「ミカエル」に関しては、イエス様を意味しているという説も聞いたことがあります。イエス様は天使ではなく神様ですが、天使たちを率いるリーダーという意味でミカエル表現をしているのだとか・・・？真偽はまだ私の方で決着がついておりません（研究しよう）。
天使は人間と同じく神の被造物である
「主は御自分の言葉によって天を造り、御口の息によってその軍勢を造られた。」（詩篇33:6）
神の言葉によって創られた存在です。
天使は人間より先に造られた
「主は、はじめに天を造り、その後に地を造られた。」（創世記1:1-2）
天使は天地創造の初期に造られました。
天使は人間よりも能力と力において優れている
「すべてのものは御使いより劣ったものにされている。」（ヘブル人への手紙2:7）
人間より力ある存在として造られました。
天使は礼拝の対象ではない
「わたしはあなたに言います。さあ、これらの者たちに礼拝してはいけません。神だけに礼拝しなさい。」（黙示録19:10）
天使は神の使いですが、礼拝は神のみに捧げられます。
エゼキエル書に登場する御使の風貌
エゼキエル書1章には、非常に独特で神秘的な御使の姿が描かれています。
- それぞれの御使は四つの顔を持っています。
— 人の顔
— ライオンの顔
— 牛の顔
— ワシの顔 - また、四つの翼があり、翼の下は人の手が出ていると描かれています（エゼキエル書1:6-11）。
- その体は燃える火のように輝き、全身が光り輝くような姿です。
- 御使は絶えず動き、どの方向にも瞬時に動けるような存在として描かれています。
この描写は、御使が単なる象徴やイメージではなく、実体です。しかし、私はどうも想像がつきません。ともあれ彼らは神の命令を忠実に実行し、その力と威厳、姿形は人間の理解を超えています。
まとめ＆補足
聖書を知る前から、天使に対して何となくのイメージは多くの方が抱いていると思います。生きてきた中で、様々なものを目にしてきましたから、そこからイメージングされているのだと思います。私としては、おおかた予想通りではありますが、エゼキエル書の風貌に関しては驚くばかりです。
とはいえ、イエス様が死んで復活された日、誰もいない墓場に二人の天使がいました。まるで青年のような風貌だったとか。翼があるとも限りませんし、見た目が人間に近い存在もいるのでしょう。
まるで、人間でも色々な見た目があるように、天使もまたバラエティ豊かな存在なのかもしれませんね。そんな素晴らしい存在を造られた、主を賛美いたします。アーメン。
