【実体験|私のススメ】本気でうつ病・適応障害と向き合うあなたへ

    実は私、約1ヶ月ほどの休職をしております(今もその期間中)。仕事はままならなくなり、うつ病の診断を受けたからです。しかし、私は2週間ほどで精神が回復しました。それどころか、本当に自分が歩みたい道や生き方が見えてきたのです。元気になったからこそ言える、私からのおすすめの休職中の過ごし方などをお伝えしていきますね!

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    これから先どうすればいいのか

    休職をしていると、「復帰しようか、しまいか」と考えると思います。私は退職を決めています。人それぞれどちらでもいいと思いますが、精神が参るほどの環境にまた戻る必要はないと思います。異常を教えてくれたのが今回の病気なだけです。もはや、うつ病などの精神疾患は現代病だと思っています。

    何をやりたいのかわからない?

    次と言われても、次にどこに進めばいいのかわからない人が大半だと思います。それに、そんな元気もないでしょう。私も休職に入った最初の3日間くらいは、結構本当に苦しかったです。将来が一気に不安になり、「人生終わった」と絶望していました。

    けれども、私はなんと幸運なことか、ノートにとにかく書き出すことを取り組みました。頭を使わなきゃと思ったからです。これらのことは、この先でお伝えしますね。ともかく、休職3週間を迎えた今思うことは、この休職期間とは、奇しくも“神様から与えられた休養”のような時間だということ。私はようやく「次はこう生きたい」と思える道筋を見つけたのです。


    うつ病と適応障害、その違いは?

    まずは、自分の抱えている病気がどういうものなのか、少しだけ把握しておくのも大事だと思います。おそらく休職中の方は、うつ病や適応障害だと思いますので、その二つに絞って解説していきます。これらはともに心の不調を伴いますが、ポイントは「原因」と「回復のしやすさ」です。

    特徴うつ病適応障害
    原因不明瞭なことも多いはっきりしたストレス要因あり
    気分の落ち込みほぼ毎日、長期間続くストレス源がなくなれば落ち着く
    回復しやすさ再発の可能性もある環境次第で比較的早期回復も

    私は医師から「うつ状態」と診断されましたが、あとから思えば環境(=働いていた職場)による適応障害だったのかもしれません。もともと、ここ数年近く、もしかするとずっと限界ギリギリを歩んできて、今回の職場でアウトを迎えただけなようにも思います。うつ病は現代病です。特定の決定的なものがあったというよりも、無理をしすぎて積み重なって、ついに心身に支障をきたすのです。


    うつ病・適応障害は「心のサイン」

    心が辛い、何もできない、自分には価値がない……そう感じるのは、今や現代人の多くがそうかもしれません。本当に幸せで満ち足りている人はいますか?街を歩いていても、苦しそうな顔をしている人ばかりです。自分だけがおかしくなっているのではなく、もはや世の中そのものが病んでいると思います。そんな中、病気をきっかけに不調に気づけるのは不幸中の幸いだとも思っています。今の生き方や環境が、あなたに合っていないというサインなのですから。

    頑張りすぎて、壊れてしまう人

    私がこの病気を通して理解したのは、「現実と自分との不一致」です。うつ病や適応障害が教えてくれた大切なメッセージだなと思いました。頑張ることは人生において大事な踏ん張りごとではありますが、四六時中その状態になる必要はないと思います。人間はどこかで気を緩めないと、壊れてしまいます。ロボットではないので。

    私はその点、自分で言うのもあれですが、頑張りすぎていました。仕事への過度な集中と、ストレスを抱え込みまくることや、我慢の連続など、自分の性質と不一致だったこともあったのかもしれません。いるべき場所ではなかったのでしょう。頑張らなくても、もっと気を楽にして過ごせる環境はあるかと思います。


    休職期間は「人生の整理整頓期間」

    休職 うつ病 過ごし方

    私は最初、無理に「次はどうしよう、どこで働こう」と焦って考えていました。お金が必要ですから。ですが、答えなんて、PCやノートと睨めっこしたところで簡単には出ません。私がしたことをこのあとお伝えしますが、ともかくそれをやって2週間くらい経った頃から「あれ?なんか見えてきたかも」と思えるようになったのです。

    大事なのは、“机にかじりついて考えること”ではなく、自分の内側を整理すること。その結果、私は次にやりたいことが、自然と浮かぶようになりました。次がなんとなく見えてきました。精神も落ち着いてきました。


    私が実際にやってよかった休職中の過ごし方

    1. エッセンシャル思考を生活に取り入れる

    『エッセンシャル思考』とは、グレッグ・マキューンという著者が書いた本のタイトルでもあり、その中で語られている「本当に大事なことだけに集中する」ための考え方をいいます。つまり一言で言うと、「99%の無駄を捨てて、1%の本質に力を注ぐ」という思考法。

    現代は、選択肢が多すぎて、なんでもやろうとすればできてしまう時代。でも、全部やろうとすると、どれも中途半端になるし、結局疲れるだけなんですよね。脳疲労を起こしているともいえます。これって、私の今回のうつ病とも関係あると個人的には思っています。「その行動は、本当に“自分にとって”必要なこと?」「今、自分がやるべき“いちばん大事なこと”は何?」これらを考えるのが、エッセンシャル思考だと私は理解しています。

    精神が病んでいる人ほどおすすめな整理方法

    心が疲れているとき、人は「何かしなきゃ」「変わらなきゃ」と焦って、いろんなものに手を出しがち。とりあえず求人広告みたり、よくわからない心理テストしたり、よくわからないYouTuberの話を聞いたりなど。けれど、心が本当に求めていることを知る方法とは、“たった一つの大切なもの”に向き合うことだったりします。

    私は休職中に「朝ノートに気持ちを書く」と決めたのも、まさにエッセンシャル思考の実践です。不要な外出、付き合い、SNS、完璧な未来設計──そういう“99%のノイズ”を捨てて、「今、自分の本音を見つめる」1%に集中していたからこそ、次のステップが自然と見えてきたんです。下記の「エッセンシャル思考の書き込み式ノート」は超おすすめです。1週間もしたら、なんだか自分が見えてきた気がしました。私は今もタイムリーに続けています。

    休職 うつ病 過ごし方

    \ 休職中に毎朝書いてみて /

    2. 1万歩くらい歩く

    毎日でなくても3日に一度。2駅分くらい歩いて、ただカフェに寄って帰る。それだけでも、心と体がスッと整うのを感じました。この時期、30度超えどころか35度もある外を歩くのはきついですが、30分くらいは歩くように心がけました。むしろ、今まで会社に通っていた時よりも歩いていました。

    歩くことにはこんなメリットがある!?:

    • セロトニンが分泌されて気分が上がる
    • 血流が良くなり脳も活性化
    • 自律神経が整う

    ※ちなみに日本人の平均歩数は6,000〜7,000歩/日程度。

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    3. 毎日お風呂に入る

    当たり前のことを言っているように聞こえますが、引きこもっていると、つい「どうせ動いてないし」と思いがち。私も、「なんか面倒だな」と入らない一日もありました。けれど、なんか気持ち悪くて翌朝には入りましたね。外出の有無関係なく、身体はずっと生きているので、常に清潔にした方がいいです。お風呂に入って体を清潔に保つことは、自分を大切にすることでもありますから。

    4. ノートに気持ちを書き出す

    思っていること、いやなこと、不安、願い……なんでもいいんです。ただ、書く。続けていると、ふと「あっ」と気づける瞬間が必ず来ます。

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    5. 情報コンテンツに頼らない

    映画やYouTube、SNSを「脳死」で眺めるのはおすすめしません。それは“自分から目を逸らす行為”になるから。情報ではなく、自分と対話する時間を大事にしてほしいと思います。何もしない、考えない、というのは楽なので、ついついコンテンツ動画の視聴などに逃げてしまいがちです。けれど、これは本当に無意味に等しいので、時間を決めるなど徹底しましょう。

    6. 祈ること

    私はクリスチャンなので、毎朝「主の祈り」を捧げていました。神様に「助けてください」と祈ることで、自分ではどうしようもない部分を手放すことができ、いつもどこかでは「神様は私を守ってくれるんだ」と思っていました。圧倒的な安心感です。見えない未来が不安ではないのです。ちなみに、気休めなどではなく、本当に神様はおられます。

    すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。

    新約聖書 マタイによる福音書 11:28
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    「薬を使わずに回復した」私の体験

    精神科の医師から薬は勧められました。ですが、私は意地でも飲みませんでした。自分の感情を鈍らせたくなかったのです。その代わり、歩いて、書いて、祈って、自分の気持ちに毎日付き合いました。2週間経った頃には、驚くほど元気になっていました。もちろん、薬が必要な人もいます。薬は選択肢の一つ。でも「祈り」「生活リズム」「思考整理」で整う人もいることを、ここに記録として残しておきたいのです。

    これは一個人の話なので、「ふーん」くらいで聞いていただきたいのですが、精神科といえど、話を聞いて診断されるだけです。まるで心理テストかのような項目を辿るような診断だと思いました。たとえですからね。精神科にかかれば、何かしら診断されるのでしょう。つまり、診断結果を重く受け止める必要などないのです。現に私は2週間も自由に過ごせば元気になりました。もう働けるでしょう。動くべきだなと思っています。


    休職は「悪いこと」ではない!

    「仕事を休むなんて甘え」と思う真面目な方もいらっしゃるでしょう。けれど、海外ではメンタルの健康を守るための休職は当たり前。そして、うつ病や適応障害になる人は、真面目で責任感の強い人が多いので、「〜しなければならない」という思考になりがちです。そんな人こそ、「ちょっと休む勇気」が必要です。休職は特権です。自分をしっかりと休ませ、しがらみを取り払いましょう。


    休職中の過ごし方は自由

    この3週間近い休職期間を通して、私はようやく“自分がどう生きたいか”が見えてきました。休職当初は「この先大丈夫かな、というか、もう先のこと考えたくないな」と心が落ち込んでいました。外に出るのも嫌でした。けれども、自分で自分を甘やかす自由きままな時間を過ごしていくと、だんだんと心の重みは消えて行きました。

    遊んでいただけではありません。遊んだ上で、自分の心のうちをノートに書き出したり、エッセンシャル思考を取り入れるなどして、自分の深い思いを探って行きました。そのうちに2週間もすぎれば元気になりりました。進みたい道がわかったからです。

    これらのことから、私は休職期間というのはとてつもないギフトのように思えます。休職とは、単なるブランクでも敗北でもありません。神様が与えてくれた人生の整理整頓の時間。だから、どうか恐れないでください。あなたの心に、静かな安心が訪れますように。そして、回復の日々が、祝福された歩みになりますように。

    365paradise
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