見えない価値(ファントムバリュー)を見抜く人になる方法|思考力と愛が未来を変える

    マーケティングのお仕事をしているのですが、なんかね・・・情報脳な人が多いなと感じるこの頃です。本や動画で知識をかき集めて学んでも、それでは決定的に足りないものがあるんですよね。それをこの記事でお伝えします。これなしでは、先陣を切れないですから。本当のマーケティング脳みたいな話を語りたいと思います(参考程度にお願いしますねっ)。

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    はじめに|見えない価値とは何か?

    ビジネスの世界では「見える価値」、つまり数値化された実績や表面上のスペックが注目されがちです。会社員をやっている人は、まさにそうでしょう?逆に、数字以外では共有し合えないもんですから・・・。ゴリゴリに左脳的な世界です。思考が浅い世界とも言えます。求めているのはそこではない、みたいなね。

    しかし、時代を動かすのはいつも「見えない価値(ファントムバリュー)」を見抜いた人たちです。

    私は20代後半からマーケッターとして活動してきました。商品やサービスの価値を見つけ、言語化し、人々に届けるのがこの仕事ですが、やればやるほど見えてきたのは、数字やデータでは語れない“目に見えない価値”の存在でした。それを見つけられるかどうかで、人生の豊かさは大きく変わっていくのも知っています。

    作業者で終わってしまう人が見落とす「見えない価値(ファントムバリュー)」

    マーケティングの現場には、優秀な頭脳を持った人がたくさんいます。データ分析、リサーチ、広告運用……。でも、その中に「見えない価値(ファントムバリュー)」に気づける人は、ほとんどいません。それは、なぜなのか。答えはシンプルです。判断基準が「損か得か」「成果が出るかどうか」ばかりになっているから。

    これが冒頭で述べたような、左脳な世界。左脳とは対極側にある、もう一つのセンサーが人間にはあります。愛や直感といったもの。こちらはビジネスではあまり重要視されていないようにも思います・・・。マーケティングって、人の心を動かすことも仕事でしょう?しかし、右脳は必要ないというのが現場あるある。すべてはデータ。仕組み。傾向などの分析。

    人の心が見えず、物事の本質に触れられない状態なのです。こういった現場、こういう人たちはどれだけ多くの知識を詰め込んでも、そこに「愛」や「目的」がなければ、マーケティングは成功しません。だって、価値の本質が見えていないから。ゆえに、マーケティングといえども、どこまでいっても“作業者”止まりなのです。まぁ、売り上げを立てるにコミットすることも大事ですが・・・。ここで私が言いたかったのは、過程の話です。売り上げというゴールではありません。

    思考力とは“情報処理”ではなく“愛のある判断力”

    マーケティングに限らず、ビジネスは思考力次第でいくらでも可能性が広がります。ふわっとした物言いにはなりましたが、分析とかの話ではないです。そういうのは、本当の意味で思考していません。私が思うに、本物の思考力とは「記憶力」や「情報処理能力」ではないのです。それはむしろ機械的な能力。

    私が考える思考力とは、“愛”のある判断ができる力のことです。本当に顧客のためになるのか?この商品は誰かの人生を変えるのか?届ける価値は、自分が信じられるものか?

    これらを自問できる人は、自然と解像度の高い判断ができます。見えない価値を見抜ける“感性”が、ここで培われるからです。売り上げを立てるのも大事ですし、ビジネスですからゴールとして設定するのは当たり前です。しかし、それだけではないですよって話ですね。人のためになるビジネスか、というもの。稼ぎたいが一番かつ最大ではないのです。

    そういうと、仕事に対する甘えなんて言う人もいますが、そういう考え方こそが思考力が弱まっている証拠ですね。ロボット脳的とでもいいましょうか。自分や他者の人生って、お金だけではないんですよ。少し考えればわかるはずです・・・。

    審美眼と愛が、マーケティングの本質を変える

    マリー・レクザンスカ

    さらに大切なのが「審美眼」。芸術的な美しさや心地よさに敏感な人は、見えない価値を選び取る力があります。これは単なる好みではなく、人間の根源的な“愛の渇望”に気づけるセンサーみたいなもの。左脳的なものが働きすぎると、マーケティング的には差別化が弱くなります。感情を揺らすばかりに意識がいき、嫌われやすくもあります。

    人って、そんなに合理的に考えて買い物をしないですからね。直感がほとんど。それどころか、欲しくなったとしても、直感的に「なんか嫌だ」と思えば購入はしませんから。このあたりが、審美眼ともいえましょうか。愛なくして語れません。

    ですから、「美しいものを届けたい」「本物を伝えたい」こういう動機から始まったマーケティングには、強い力があります。テクニックで勝負しているところよりも勝ちます。愛されます。喜びが生まれます。お金も愛も集まってくるのです。

    例|資産形成と見えない価値:アンティークコインの話

    見えない価値(ファントムバリュー)の話、少しはご理解できましたでしょうか?愛とか言うと、「あー、スピリチュアル系ですか」みたいな解釈を勝手にしてくる人がたまにいますが、そんな狭いところに収まる話ではありません。スピリチュアル系は詐欺まがいですから、むしろ一緒にされたくありませんね、個人的には。

    ま、ここで一つ例を出しましょう。愛ある見えない価値の本質について。

    私は最近、アンティークコインという世界に出会いました。その中で、ある一枚に恋をしました。フランス王妃マリー・レスチェンスカのコインです。詳細は下記の記事をご覧くださいね。

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    直感で「これだ」と思い、愛の気持ち満タンで購入しました。後から調べると、彼女はシンデレラストーリーのような人生を歩み、信仰深く、民に愛された女性でした。しかし、もし私が損得勘定でコインを見ていたら、この出会いはなかったでしょう(価値の高いものだけを購入するから)。

    ですが、このコインこそファントムバリューそのもの。資産価値としても100倍になる可能性があると感じています(でも、たとえそうなっても売らないと思います)。

    愛という価値が乗った実話|加治将一さんが語った「ウナとライオン」の奇跡

    加治 アンティークコイン
    https://www.youtube.com/watch?v=02_licdYjJU

    アンティークコインの話は続きます。私の尊敬する心のメンター、加治将一さんは著書の中で、かの有名な「ウナとライオン」のコインについて語っていました。このコインは加治さんも大好きとのことで、ご自身の著書でもドーンと大きく表紙として飾られています。

    出版当時、その価値は200万円ほど。額面だけみれば高いですが、アンティークコインの世界では珍しくも何ともない金額です。しかし現在では、5000万円近くにまで跳ね上がっているといわれています。恐ろしく価値が上がっていませんか?これこそが、愛の乗った見えない価値(ファントムバリュー)です。

    なぜここまで価値が膨らんだのか?加治さんは「売るために紹介した」のではなく、コインに対しての“愛”が本に乗っていたからではないかと。人は言葉にできない愛や波動を、どこかで感じ取るもの。これこそ、見えない価値(ファントムバリュー)の伝播だと思います。

    だからこそ、私は今所持しているマリー・レスチェンスカのコインも、私なりの審美眼をもって、間違いなく見えない価値(ファントムバリュー)を秘めているに値すると判断できるわけです。5年後、10年後が楽しみです。

    ちなみに、「これはいわば、恋愛みたいなものだね」と締め括った加治さん(動画にて)の言葉がすべてだなと思っています。

    カネはアンティーク・コインにぶちこめ! by 加治将一さん
    加治 アンティークコイン

    見えない価値を感じ取る思考力を持とう

    この見えない価値(ファントムバリュー)を見る力は、人生の選択肢を変えます。それは、まるで恋愛のように直感的で、でも深く心に残るもの。そこまで見れる思考力が必須。

    だから私は、「愛情で選ぶ」という判断軸を大切にしています。損得よりも、ときめきと納得感で選びたい。仕事も、購入も、人との関係も、すべてそうです。マーケティングで蔓延る世界ですが、テクニックだけでは埋もれます。いつまでもラットレースになりますから。

    資本主義の中で思考脳と愛のセンサーが失われていく今こそ、見えない価値を見る力=思考力を、自分の中に育てていきたいなと、マーケッターとしても密かに思っています。

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