このブログを始めたきっかけは、私が悪魔から解放され、神様に導かれた素晴らしさを伝えたかったからです。神様がどんな方なのか知る前は、自分が悪魔の奴隷になっていたことなど知る由もありませんでした。そもそも悪魔という存在もよくわからず、「自分には関係ない」と思っていました。しかし、正直に言えば人間であれば誰もがもれなく関係します。今回はその注意喚起も込めて、私の過去をお話しします。
小学生で「魔女」になる
私が魔女になったのは小学5年生の頃です。当時「マイバースディ」という占い月刊誌にハマり、毎日の占いを参考に生活していました。それが安心材料になっていたのです。
さらにマイバースディ編集部発行の子供向けミニ本『願いがかなう!ハート錬金術』を購入。今でも内容を覚えています。絵柄に関わらず、かなり本格的でした。魔法陣が付録で付いており、私は切り取って四大元素(火・水・土・風)の結界を作っていました。今思えば、霊的に非常に危険な領域に足を踏み入れていました。
通販のおまじないグッズでは、TRAPSという魔法陣のネックレスとか色々買っていました。それはもう、たくさん。この頃から、私は本格的に魔女になりました。

中学・高校時代:本格的な魔術と占いの世界へ
中学生に上がると、護符という半紙に筆でお札みたいなものが書かれたものを通販でこっそり購入していました。水晶も買っていました。それは綺麗でしたが、それ以上に、占いやお守りという意味で集めていました。学校では放課後にこっくりさんをしていたこともありました。私生活では、タロットカードをほぼ毎日のようにやっていました。「ふみコミュ」というネットの掲示板があり、私はほぼ毎日のようにそこの占い掲示板に通い、占い合いっ子をしていました。
高校生からは引き寄せの法則にハマりました。いつの間にか、好きな人や志望校なども、すべてスピリチュアル的なことにより頼み、空想の中で成功を手に入れていました。現実は何も変わらず、ファンタジー人間になっていました。ここから、20代中盤までずっと続きます。
20代前半〜中盤:西洋占星術と占い師志望
20代に入ると西洋占星術に深くのめり込み、本気で占い師を目指すようになりました。人を鑑定することもあり、当てることが楽しくてたまりませんでした。そして、自分の人生の指針が見えてきたようで安心さえ感じました。自分が何者なのかも、星座を通して理解していくのが面白かったのです。
20代後半:チャネリングと宇宙人信仰

占いに加え、チャネリングにも手を出し、「聖なる高次元の存在」や宇宙人とコンタクトを取ろうとしました。当時勤めていたスピリチュアル系出版社で、「あなたのツインレイは地球外の存在で、2030年に出会う」と告げられ、本気で信じていました。相手はクラリオン星人の男性だと言われ、私はなんだかとてもワクワクしたものです。名前や姿、未来を知るために必死にチャネリングを続けました。
つまり、私はこのお話をえらく本気にしていました。本当に宇宙人はいると思ったし、まもなく開国ならぬ開星となり、地球にたくさんの宇宙人がやってくるんだと本気で思っていましたから。スターウォーズ的な世界観を本気で信じていました。そして、違う星に運命の人がいるのだということも、また私と出会うために地球へと向かっている話にもキュンとなり、ワクワクしていました。
スピリチュアル漬けだった20年間

ここまでが、私の驚きの歴史です。30歳になるまでの間、とにかく私はスピリチュアルまみれでした。ここには書いていないこともまだまだしてきました。それはもう、たっくさん。ともかく、私は完全に魔女でした。こうして小学5年生から29歳まで、約20年間、私はスピリチュアル漬けの生活を送りました。それは完全に「魔女」と呼べる状態で、今思えばゾッとします。なぜなら、コンタクトしていた存在は全て悪魔、つまりサタンの使いだったからです。
価値観と嗜好の変化


スピリチュアルの影響は嗜好にも現れました。ヴィジュアル系バンド、グロテスクやエロティシズム、BL、パンクロック系ファッション、そしてヴィヴィアン・ウエストウッドの悪魔的モチーフに陶酔し、お金も多く費やしました。中でも、サティアとかいう角の生えた悪魔みたいなモチーフが大好きになったり、サターン(土星)が大好きになったりしました。もちろん、お金も注ぎ込みました。
普通とは何か、なんて問われたら答えるのが容易ではないですが、しかし当時の私は普通ではありませんでした。また、それを良しともしませんでした。我が道を行きすぎてて、怪しい嗜好性を常に持ち合わせていました。
得られたものは何もなかった
32歳になった今振り返ると、この20年間で得られたものは何一つありません。本当に、何一つありません。むしろ、損を数えた方が早いでしょう。スピリチュアルなことが好きなハズが、アブノーマルな世界への憧れや、アンダーグラウンド化して、混沌としていく自分の癖に困惑も感じていました。
私は幸せになりたいことがきっかけでスピリチュアルにハマっていました。しかし、いつの間にかスピリチュアルは手段ではなく、目的に変わっていました。私の趣味であり、生きがいであり、私のすべてになっていました。完全に虜でした。もう戻れませんでした。それこそ小学5年生の頃から続けてきたのですから、もうどこに戻ればいいのかもわかりませんでした。いえ、考えてもなかったと思います。これが私の人生なのだと思って、受け入れていましたから。
30歳で訪れた転機:聖書との出会い
そんな時、あることがきっかけで30歳のお誕生日月に聖書に出会いました。私と同じように、ずっとスピリチュアルに陶酔していた作家さんが、自身のホームページで改心を表明したからです。聖書の存在は知ってはいましたが、全然興味が湧きませんでした。しかし、この作家さんの変わりそうに私は驚き、一気に気になりました。
私はこれを今にして思います。30歳から生まれ変われたのだと。私は何もしていません。何もわかりませんし、私は変わりたいとも思っていませんでした。自分の状態にも気づいていませんでした。小学5年生という10歳頃から29歳まで、役20年間もの月日は魔女だったのですから。しかし、神様は私を憐れんでくださり、魔女から人間へと変えていただきました。そして今に至ります。
サタンの罠と失われた20年

初めは些細な気持ちで手を出したことであっても、悪魔と繋がってしまった以上、気が付かぬ間にあらゆる方法でどんどん虜になっていきます。私は約20年間を失ったも同然だと思っています。サタンの奴隷でした。サタンは私を幸せにはしてくれません。壊れていくことを望んでいますから。私は約20年間を失いました。サタンは人を幸せにせず、破滅を望んでいますから。
そういえば、スピリチュアルな世界に溶け込んでいた時、確かに願いは叶ったりしました。引き寄せたものごともたくさんあったし、占いも当たっていました。しかし、32歳の今にして思えば、どれもしょうもないこと。手に入れたかと思ったものは、不思議と通り抜けていきます。無理やり手に入れたものだったのだと気付かされます。それはマッチしません。それは自分をも苦しめるのです。欲していたはずなのに。
イエス様だけが真実の命

つまるところ、私たち人間が幸せを知るには、サタンに繋がれているかぎりはあり得ません。すべてが幻想になります。イエス様だけが私たちの命なのです。真実です。愛です。
主よ、私を救い出してくださったこと、感謝いたします。アーメン。
わたしはあなたがたの年老いるまで変らず、 白髪となるまで、あなたがたを持ち運ぶ。 わたしは造ったゆえ、必ず負い、 持ち運び、かつ救う。
旧約聖書 イザヤ書 46:4


