【循環する人】受け取り、与える生き方

    あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」

    新約聖書 使徒言行録 20:35

    与えるより、受ける方が幸いだと、

    多くの人々は逆に考えます。

    どのようなものであれど、

    何かを人からもらうと

    喜びを感じるものです。

    お金、物、名誉、地位が

    自分のものとなっていくということは

    嬉しいかもしれません。

    しかし、それによって

    人間として大切なものを

    失っている場合も少なくありません。

    イエス様のご生涯は

    与える生涯でした。

    病人に寄り添い、

    孤独な人の友となり、

    最後はご自分の命を捨てて

    私たちの罪を贖ってくださいました。

    与えるとは、

    自分の自由や、当然の権利を放棄すること、

    誉れや誇りを捨てることでもあります。

    この逆である、

    受けるのみの生き方は

    自分のことしか考えられない

    生き方になってしまいます。

    イスラエルには

    ガリラヤ湖と死海、

    2つの湖があります。

    ガリラヤ湖は

    山と川を通して水が流れてきます。

    具体的にいいますと、

    ヘルモン山から流れてきた水を受け、

    ヨルダン川へと流れていき、

    死海へと流れていきます。

    一方で、死海では、

    その流れてきた水を受けながらも、

    低い所に位置しているため、

    流れていく先がなく

    終着地となっています。

    受け取る・与えるという循環の

    ガリラヤ湖には

    多くの種類の魚が生息していて、

    生き生きとした生命を感じます。

    一方で、受け取るだけで

    与えることのない死海では、

    塩分をはじめ

    様々な成分が溜まり、濃度を増し、

    魚が住むことのできない湖となりました。

    私たちの人生においても

    同じことが言えるのかもしれません。

    受け取るばかりでなく、

    受け取り、与えていくことで

    更に豊かになっていきます。

    分け合って生きることの恵みや

    豊かさを学ぶことが出来ます。

    神様の働きの為に

    自分を献げる時、

    失うどころか、

    溢れるほどの恵みと祝福を

    神様は与えてくださいます。

    神様が惜しみなく与えてくださっている

    恵みや喜びを十分に味わい、

    分け与える者となりたいと思います。

    軽くて読みやすく革もイイ!
    聖書が初めての方は、新約聖書から読んでみてくださいね〜
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