【何でも、紙に書き出す】この習慣で人生が加速して変わっていきます

    私にはやることがたくさんあります。・・・これを読んでいるあなたにも、もちろんあるでしょう。仕事や私生活、さまざまな予定、家のことも。楽しみだって。何でもいろいろな分野で細かな“やりたいこと”がありますよね。そんな膨大なこと、頭の中だけで遂行できると本当に思っていますか?私たちには忘却と面倒さを持ち合わせています。ぼんやりしていは結局何もできませんよ。この記事で伝えたいことは、たったひとつ。「紙に書き出すだけで、人生が変わる」ということです。

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    紙に書き出す効果とは?

    単刀直入にいいますと、頭の中にあることを紙にすべて書き出すだけで、物事がうまく回り始めます。これ、本当にやってみないとわかりませんよ。想像以上なのは間違いありません。では、どんな恩恵が受けられるのか?主なメリットは次の3つです。

    1. 行動できるようになる
    2. 時間の使い方が上手になる
    3. 疲れにくくなる

    ① 行動できるようになる

    私にとって、これが最大のメリットだと思っています。行動できる時点で、人生は前に進んでいます。言い換えれば、人生の舵を自分で握っている状態です。それほどまでに「行動」は重要です。逆をいえば、何もしないでボーッとして、人生が変化していくでしょうか?もちろん、人生を長い目で見れば変わりますよ。年老いていきますし、周りや状況も変わるでしょう。そんな話をしたいのではなく、もっと未来を見据えたお話をしますね。

    その前に、なぜ多くの人が行動できないのでしょうか?それは単純明快、「何をすればいいのかが明確になっていない」からです。行動できない人には、ある共通点があります。それは、「すべて脳内で完結させようとしている」ということ。

    私たちは、いちいちすべてを覚えていられません。「あれをしよう」と思っても、すぐに実行できるとは限らず、後回しになり、そして忘れる――。これが、行動できない原因です。ね、単純でしょう。この積み重ねですよ、人生の変化を起こすきっかけは。

    ② 時間の使い方が上手になる

    怠惰な人ほど「時間がない」と言います。逆に、エネルギッシュに活動できる人ほど、時間を自ら作る努力をしています。そういう人はそのような発言を基本的にはしません。自らチャンスを手放すことにもなりますし、自分の価値を下げる発言になりかねないからです。だって「忙しい=時間の使い方が下手です」と公言しているようなものですから。それに、時間がないとか言われた相手は、あまり気持ちよくないですよね。

    ともあれ、時間の使い方を上手にするにはどうすればよいか?本当に時間がない人も、これを聞いてください。時間の使い方をマスターすればいいだけです。その方法はシンプル。「紙に書き出すだけ」です。たとえば、タスクを書き出すことで、やるべきことが「見える化」されます。この可視化によって、脳は目的をすぐに理解し、スムーズに行動に移れるのです。脳内で書き留めて思い出すという行為は「あ、忘れていた」「またでいっか」になりがちです。自分をもっとコントロールしていきましょう。

    ③ 疲れにくくなる

    私たちは、思っている以上に疲れやすい生き物です。特に現代は、やるべきことが多く、情報も溢れかえっています。脳は、意識・無意識を問わず、それらすべてを覚えようと働きます。すると、情報が増えれば増えるほど脳は疲弊し、何かを思い出すだけでもエネルギーを消耗します。つまり、慢性的な「脳疲労」を起こしているのです。

    この状態を改善するには、「情報の外部化」が必要です。その方法こそ、紙に書き出すこと。頭の中の情報を紙に移せば、いちいち思い出す必要もなくなり、脳の負担が減って生産性も上がります。年齢や体力以前に、脳疲労をもっと注目してみてください。疲れの原因は脳ってことも全然ありますから・・・。

    なぜ、紙に書き出すのか?【スマホじゃダメ?】

    「スマホやPCじゃダメなんですか?」という疑問を持つ人もいるでしょう。結論からいえば、デジタルでもOKです。大切なのは「書き出す」という行動そのものです。

    ただ、私はあえて「紙」をおすすめしたいと思っています。なぜなら、自分の「手」を動かすからです。「あ」なら「あ」と、その文字の形を一画ずつ書いていく――その行為が、脳を刺激し、記憶への定着を助けてくれます。

    受験勉強を熱心にしていた人ならお分かりかもしれませんが、辞書や参考書は絶対に紙がいいでしょう?なぜだと思いますか?あのページにあれがあった、みたいな記憶だとか、紙の手触りと誌面全体の記憶など、グッと脳内に定着するからです。この詳しいメカニズムは私にはわかりませんが、紙は記憶に残りやすいのです。

    記憶に残すのは、忘れないようにするため

    私は以前、スマホのメモアプリにいろいろと書き出していました。でもこれ、見返すことがあまりないんですよね。なんていうか、書いて終了(満足)。メモしたこと自体を忘れてしまいやすいのです。これでは書いた意味がありません。なぜなら、書き出して、自ら動いていくため。しいては、人生を動かしていくためにやっているのだから。

    文字として書き出すことは脳疲労を緩和させたり、情報の整理にはなっても、「行動」に移すには不十分です。私が言いたいのはそこではないことは、この記事を読んでいるあなたはもうおわかりですよね。人生は整理整頓だけでは変わりませんから。その次が大事ですから。

    これって実は「ジャーナリング」という有名な手法です

    この「紙に書き出す」という行動は、心理学では「ジャーナリング」と呼ばれる有名なメソッドです。特に、メンタル面に大きな効果があるとされています。「書く瞑想」と呼ばれることもあります。

    私の感覚では、自分との対話でもあり、脳との会話でもあると感じています。そこで自分の思っていることややりたいこと、悩み、未来のことなどと向き合っています。ちなみに、不安なことこそ紙に書き出すことをおすすめします。脳内ではぐちゃぐちゃと悩んでいたことが、文字化されると意外と大きな出来事でもなかったりしますから。

    脳という司令塔こそ、冷静であるべき

    「何を書いていいかわからない」という人は、本当に脳疲労を心配した方がいいです。あまりにも能動的になっているからだと思います。そういった原因のものから離れれば、やることが文字にできます。なんなら「やることが多すぎて、何から始めればいいかわからない」状態にもなるでしょう。

    忘れてはならないのは、脳は行動を指示する司令塔です。でも、その脳が疲れていたり、感情的になっていると、集中力が途切れます。理性が働かず、感情や感覚に振り回され、落ち着きも失われます。だからこそ、紙に書き出して、冷静な自分に戻ることが大切です。書ける状態が常習化されれば見事なものです!

    【まとめ】紙に書き出せば、人生が変わる

    脳内で処理せず、紙に情報をアウトプットするだけで、状況の整理ができて心に余裕が生まれます。すべてが「見える化」されることで、やるべきことが明確になり、時間も有効活用できるようになるからです。人生が変わるのは、何か大きなことをしたからではありません。むしろ、小さなことの積み重ね。「今日は何をしたのかよくわからない」よりも、「今日はこれができた!」と実感できる日々の方が、成長も、幸福感も高まりますよね。

    ぜひ一度、「紙に書き出すこと」を、あなたの習慣にしてみてください。それだけで、人生が静かに、ですが確実に変わっていきますよ。行動も自然とできていくでしょう。

    ★書くことの効果をより学びたい方へ

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    ジャーナリング 岡田斗司夫
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