【旧約聖書とは】わかりやすい「まとめ」

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    旧約聖書の成り立ち

    旧約聖書とは わかりやすく

    旧約聖書は、聖書の4分の3を占めており、その内訳は39巻の書物が収められています。どのような構成になっているのかというと、以下4つのグループに分類できます。大カテゴリーみたいなものです。

    1. 律法(モーセ五書)
    2. 歴史書
    3. 詩歌書
    4. 預言書(大・小)

    旧約聖書の構成

    おすすめ 聖書 種類

    ここからは、上記の4グループを、もう少し詳しく説明していきますね。

    旧約聖書を4グループにわける
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    律法(モーセ五書)

    旧約聖書の最初に位置するのが律法です。神様がモーセに授けた十戒を含む、神様の命令や法律が記されています。そのような律法は、以下のように時系列で説明されます。

    • 創世記:創造主なる神様の天地創造、人間の始祖であるアダムとエバ、そこから続く子孫の話、アブラハムの物語までが記されています。
    • 出エジプト記:イスラエル民族のエジプト奴隷からの解放、十戒の授与、モーセ率いる荒野の40年間の旅が描かれています。
    • レビ記:祭司制度や礼拝に関する規定が述べられています。
    • 民数記:数え方、宗教的な行事、イスラエルの宿営の配置が詳述されています。
    • 申命記:神様の命令と約束を再確認し、イスラエル民族の指導のためのモーセの最後の言葉が含まれています。
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    歴史書

    歴史書は、イスラエル民族の歴史、王国の成立、壊滅、そしてバビロン捕囚までの出来事を伝えます。これには、以下の書物が含まれます。

    • ヨシュア記:モーセの後継者ヨシュアが、カナン地方への侵攻と領土の分配による記録です。
    • 士師記:士師たちの治世とイスラエルの状況が描かれています。
    • サムエル記上・下:サウルとダビデの王国の成立と歴史です。
    • 列王記上・下:ソロモン、その後の王たち、王国の分裂、そして最終的にバビロンによる侵略までの歴史が綴られています。

    など その他、まだまだあります。

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    詩歌書

    詩歌書には、賛美歌や個人的な祈り、知恵の教えなどが含まれています。これまでの文書体や雰囲気は変わり、詩的で芸術です。これには次のような書物があります。

    • 詩篇:個人的な祈りや賛美、神との関係を表現する詩が集められています。
    • 箴言:知恵と道徳に関する教えが詰まった短いことわざが収められています。
    • コヘレトの言葉:人生の意味や真理についての探求が綴られています。

    など その他、まだあります。

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    預言書

    預言書は、神様の言葉を伝える預言者たちの書で構成されています。大預言書と小預言書に分けられ、それぞれ時系列によって整理されています。

    • 大預言書:イザヤ書、エレミヤ書、エゼキエル書
    • 小預言書:ホセア書からマラキ書まで、12人の預言者の書

    など その他、まだあります。

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    旧約聖書の物語の流れ

    幸せ 人生 聖書
    旧約聖書の物語の流れ
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    神様による天地創造

    旧約聖書の最初は、神様が6日間で世界を想像されることから始まります。人間を土から造り、命の息を与え、楽園での祝福が描かれています。しかし、人間は神様からのたった一つの約束を破ります。蛇にだまされ、永遠の命を失い、園から追放されてしまいます。子孫は続き、アブラハムとサラの物語では、神様は彼らに祝福を与え、彼らの子孫を通じて、星の数ほどの人々を祝福するという約束を立てます。

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    モーセと契約の民

    エジプト人による400年の奴隷生活から、イスラエルの民を解放したのが神様であり、神様に導かれたモーセです。40万人の民を率いて出エジプトをしたモーセは、シナイ山で神様からの十戒を受け取ります。ここでイスラエルの民と神様との契約を結びました。モーセの導きの下、イスラエルは荒野を40年間さまよい、約束の地への道を探しました。

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    預言書とイスラエルの歴史

    預言書では、イスラエルの歴史を通じて神様の計画を預言的に示しています。各時代の預言者たちは、神様の言葉を伝え、民を神様へ立ち返るようにと促しました。しかし、イスラエルは神様に背きます。やがて、外国の支配下に置かれることとなりました。それをお許しになったのも神様です。試練でもありました。

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    旧約聖書の完結

    旧約聖書はとても長い歴史の中、各時代の書記たちによって編集され、最終的な形を成しました。イエス・キリストが誕生する数世紀前に完成したといわれています。この旧約聖書をまとめるならば、イスラエルの歴史を通じて、堕落した人間を救うための神様の計画が明らかにされていると読み取れます。

    旧約聖書から新約聖書への結びつき

    聖書とは わかりやすく

    旧約聖書の預言は、次の時代である新約聖書によってすべて成就されます。その一番の証拠は、イエス・キリストです。イエス様は救世主(メシア)として登場します。これには、旧約聖書から預言されていた、神様による人間の救いの計画を実現させるためでした。イエス様の誕生、生涯、死、そして復活は、旧約聖書で預言されていた、あらゆる救いの出来事を表しています。

    【まとめ】

    与えれば与えられる 聖書

    大前提、イエス様は旧約聖書の段階では誕生されていません。しかし、どこを読んでもイエス様を表す箇所ばかりです。これはつまり、旧約聖書の預言とも読み取れますし、すでに成就された証拠にもなるのです。そんな旧約聖書は、神様の計画を示す重要な文書です。古い書物ですが、単なる歴史書ではなく、預言の書でもあり、私たちの唯一の神様であるイエス様を知るための書でもあるのです。

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