主の手が短くて救えないのではない。
主の耳が鈍くて聞こえないのでもない。
むしろお前たちの悪が
神とお前たちとの間を隔て
お前たちの罪が神の御前を隠させ
お前たちに耳を傾けられるのを妨げているのだ。
旧約聖書 イザヤ書 59:1-2
人間は神様によって造られ、
神様を愛し、神様と交わるように造られました。
しかし、罪が入り
神様との愛の関係が崩れ、
神様から遠ざかってしまいました。
罪は神様のみ顔を隠させ、
神様との関係を私たちの方から断絶させるものです。
私たちは厳しい状況に置かれる時、
神様が遠ざかれたかのように
感じる事がありますが、
そうではなく
私たちの方から遠ざかってしまうのです。
しかし、神様は今も変わらず私たちを愛し、
私たちの細い声にも耳を傾け、
救いの御手を差しのべて下さっています。
神様の力は今も変わらず、
神様の関心も衰えてはいないのです。
丁度、自動車がトンネルに入ると、
急にラジオやTVの音が聞こえなくなる時があります。
それは、分厚いコンクリートが
電波を遮ってしまうからです。
これと同様な事が私たちにも起こるのです。
私たちの分厚い罪が
神様の御声を聞こえなくし、
その御力を遮っているのです。
私たちは、罪の為に
霊的な目も耳も心も塞がれてしまっています。
それさえも
気づいてないのかもしれません。
イエス様は、
見えない目を、聞こえない耳を
覆われた心を回復する為に、
この地上に来られました。
そして、
神様との和解の道を備えて下さったのです。
この隔てが取り除かれて回復された時、
私たちは神様の存在をはっきりと知る事ができ、
その御声を聞く事が出来るのです。
これは何と幸いな事でしょう。
神様のこの大きな恵みを
しっかりと受け取る者でありたいと思います。
