【人は皆幼子】わたしのもとに来なさい

    そのとき、イエスはこう言われた。「天地の主である父よ、あなたをほめたたえます。これらのことを知恵ある者や賢い者には隠して、幼子のような者にお示しになりました。

    新約聖書 マタイによる福音書 11:25

    イエスの言葉を受け入れるのは

    この世の賢者、知者と呼ばれる人ではなく、

    幼子たちだというのです。

    幼子と訳されている言葉は

    「単純な人」「素直な人」

    という意味です。

    つまり、子供のように

    素直に物事を受けとめる事の出来る人です。

    私たち大人は、時に物事を

    大変複雑に考えてしまう事があります。

    しかし、子供たちは何でも吸収し、

    深い真理をシンプルに捉え、

    それをそのまま受け入れる事が出来ます。

    この世で知者として尊敬されている人たちは

    素直に聞く事が出来ません。

    これまで自分たちが教えてきた事、

    蓄えてきた知識と違うので、

    神様の真理を受け入れようとしません。

    私たちがイエス様を知るのに求められるのは、

    深い学識ではなく、

    幼子のように

    神様の言われる事を

    素直に受け入れる姿勢です。

    そうする事によって

    神様の深みを理解する事ができるのです。

    信仰は神様が与えて下さるものです。

    自分の力で信じたんだと思う人は

    理解出来ないと、疑いが生じ、

    信仰から離れてしまうでしょう。

    しかし、神様からの恵みで

    信じる事が出来るようになった人は、

    神様の信仰の故に、

    どんな事があっても

    信仰から離れる事はありません。

    ペトロが湖に沈みかけた時、

    イエス様によって救い出された時の

    場面を描いた絵を見ると、

    そこにはイエス様が

    ペトロの手首をしっかりとつかみ、

    ペトロがイエス様の手首をつかんでいます。

    たとえペトロが手を放したとしても

    イエスがしっかりと握ってくださっているので

    大丈夫なのです。

    私たちの信仰も同じです。

    たとえ私たちが信仰の手を放す時があっても

    イエス様が私達を

    しっかり握っておられるので安心です。

    幼子のように自分の無力さを認め、

    神様に信頼して歩む

    従順な者であり続けたいと思います。

    イエス・キリストの生涯をまとめられた御本です。
    聖書が初めての方は、新約聖書から読んでみてくださいね〜
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