洗剤や柔軟剤、シャンプーに含まれる化学成分。実は皮膚からも体内に吸収されていることをご存じですか?これは「経皮毒」と呼ばれ、特に女性や子どもにとって深刻な問題となり得ます。この記事では、皮膚の部位別吸収率や体内に蓄積される仕組み、そして安心して暮らすための具体的な“解毒方法”までを、根拠に基づいてわかりやすくお伝えしていきます!知って損なし、美容と健康と心地よく生きる知識をGETしてください。
経皮毒とは?

そもそも、経皮毒という言葉がいまいちよくわからない方もいらっしゃるでしょう。一言で言うならば、経皮毒とは、皮膚を通して化学物質が体内に吸収され、内臓や脂肪などに蓄積されて健康に悪影響を及ぼすとされる概念です。特に合成洗剤や化粧品に含まれる成分が問題視されていますが、科学的な立証は十分でない部分もあります。
皮膚から化学物質が吸収される流れ(経皮毒)
① 化学物質が皮膚に付着
↓
② 角質層を通過(脂溶性の成分が浸透)
↓
③ 真皮まで到達し、毛細血管に入る
↓
④ 血流に乗って全身へ運ばれる
↓
⑤ 肝臓を通らず、脂肪・脳・子宮などに蓄積
これらの物質は肝臓の代謝を経ずに直接血流に入りやすく、そのため体内に蓄積しやすい特徴があります。特に洗剤や柔軟剤、シャンプーなどの日用品に含まれていることが多く、代表的な成分には合成界面活性剤や防腐剤のパラベン、そして香料の固定剤として使われるフタル酸エステルなどが挙げられます。
【一覧表】皮膚の部位別・経皮吸収率
部位 | 吸収率(前腕内側を1とした場合) | 特徴・注意点 |
---|---|---|
頭皮 | 約3〜5倍 | 毛穴が多く洗剤が残りやすい |
顔 | 約5〜10倍 | 皮膚が非常に薄く吸収率が高い |
脇の下 | 約10倍 | 発汗しやすく吸収性が高い |
陰部(性器周辺) | 約40〜50倍 | 吸収率最大。柔軟剤や洗剤残りに注意 |
足の裏 | 約1.5倍 | 意外に吸収しやすく慢性蓄積の温床 |
経皮毒はどこに溜まるのか?
身体に吸収されるといっても、では身体のどこに蓄積されるのか?主に下記のとおりです。
- 脂肪組織(皮下脂肪、乳房、子宮、肝臓など)に蓄積されやすい
- 毒性が抜けにくく、慢性的な症状を引き起こす可能性
- 例:ホルモンバランスの乱れ、PMS、不妊、倦怠感、アレルギーなど
- 特に脂溶性の合成香料や防腐剤は排出が困難
⚠️ 経皮毒のリスクが高い危険成分一覧
1. 合成界面活性剤
皮膚のバリア機能を破壊し、他の有害成分の吸収を促進します。
- ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)
- ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)
- スルホン酸ナトリウム(スルホン酸Na)
- ポリソルベート
- パレス(mizdo.com)
これらはシャンプーやリンスに多く含まれ、長期使用で皮膚トラブルや薄毛の原因となる可能性があります。 (syouei-farm.net)
2. 防腐剤・保存料
皮膚から吸収され、アレルギーやホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性があります。
- パラベン類(メチルパラベン、エチルパラベンなど)
- サリチル酸
- プロピレングリコール(PG)(mizdo.com)
これらは化粧品や入浴剤、歯磨き粉などに含まれ、アレルギーや皮膚炎の原因となることがあります。 (mizdo.com)
3. 香料・着色料
化学合成された香料や着色料は、皮膚から吸収され、アレルギーやホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性があります。
- 合成香料
- 合成着色料(例:タール色素)(mizdo.com)
これらはシャンプーやリンス、化粧品に多く含まれ、皮膚トラブルやアレルギー反応の原因となることがあります。 (syouei-farm.net)
4. 漂白剤・蛍光増白剤
衣類に残留し、皮膚から吸収されることで健康リスクを高める可能性があります。
- 塩素系漂白剤
- 蛍光増白剤(mizdo.com)
これらは洗濯用洗剤に含まれ、衣類に残留することで皮膚から吸収され、アレルギーや皮膚炎の原因となることがあります。 (mizdo.com)
5. 高分子ポリマー
吸収性が高く、体内に蓄積される可能性があります。
- 高分子ポリマー(syouei-farm.net)
これらはナプキンや生理用品に使用され、皮膚から吸収されることで健康リスクを高める可能性があります。 (mizdo.com)
経皮毒を避けるための対策
- 成分表示を確認する
- 製品の成分表示を確認し、上記の危険成分が含まれていないかチェックしましょう。
- オーガニック製品を選ぶ
- 天然由来の成分を使用したオーガニック製品を選ぶことで、化学物質の摂取を減らすことができます。
- 手作りや自家製の製品を利用する
- 自宅で石鹸や洗剤を手作りすることで、使用する成分を自分で管理できます。
- 使用頻度を減らす
- 日常的に使用する製品の使用頻度を減らすことで、経皮毒のリスクを減らすことができます。
経皮毒は排出できる?自然な解毒方法と根拠
解毒におすすめ:過炭酸ナトリウム
この過炭酸ナトリウムとは、水に溶けると酸素と炭酸ソーダに分解される、酸素系の漂白剤です。合成界面活性剤を使わずに汚れや臭いを落とせるため、環境や肌にやさしい洗浄成分として注目されています。洗浄・除菌・脱臭などの効果があります。合成界面活性剤を使わず、皮脂や化学残留物を分解する力があるため、衣類やタオル、下着からの化学物質除去もできるので、お家に常に置いておきたい存在です。
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1. 洗濯での使用
- 用途: 衣類の黄ばみや臭いの除去
- 方法:
- 洗濯機に衣類を入れる
- 過炭酸ナトリウムを適量(約30〜50g)入れる
- 通常通り洗濯を行う
- 注意点: 色物やデリケートな素材には使用を避ける
2. 掃除での使用
- 用途: キッチンやバスルームのカビや汚れの除去
- 方法:
- 過炭酸ナトリウムを水に溶かしてペースト状にする
- 汚れた箇所に塗布し、しばらく放置
- ブラシでこすり、洗い流す
- 注意点: 強力な洗浄力があるため、目立たない部分で試してから使用する
3. 消臭での使用
- 用途: 生ゴミや靴の臭いの除去
- 方法:
- 過炭酸ナトリウムを適量(約10〜20g)水に溶かす
- 臭いの気になる場所にスプレーする
- しばらく放置し、乾燥させる
- 注意点: 直接吸引しないように注意する
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これらの製品は、洗濯や掃除、消臭など多目的に使用でき、環境にも優しい選択肢です。用途や使用頻度に応じて、適切な製品を選んでくださいね。
入浴や半身浴で皮膚代謝促進
- 38〜40℃のぬるめのお湯で20分前後の入浴
- 汗と一緒に体内の毒素や老廃物を排出
- エプソムソルト(硫酸マグネシウム)や重曹も効果的
肝臓・腸のサポートも必須
- 経皮毒も肝臓・腸での代謝や排出が関与
- 食事で補える解毒栄養素:
- ビタミンC(抗酸化)
- グルタチオン(解毒酵素)
- 食物繊維(腸内排泄)など
経皮毒の対策をしないとどうなるの?
経皮毒の対策をしないままだと、有害な化学物質が皮膚から体内にどんどん吸収され、体内に蓄積されていきます。これにより、ホルモンバランスの乱れやアレルギー反応、免疫機能の低下、慢性的な疲労や皮膚トラブルなど、さまざまな健康問題が引き起こされるリスクが高まります。特に長期間にわたって対策を怠ると、内臓や脳への影響も懸念され、生活の質が大きく低下する可能性があります。そのため、経皮毒への対策は早めに取り入れることが大切です。
まとめ|皮膚からの吸収を“防ぐ&出す”意識で変わる未来
毎日の生活で知らず知らずのうちに体に入り込む経皮毒。しかし、「知って避ける」「選んで排出する」ことで私たちは自分自身と家族の健康を守ることができます。肌は“第2の口”とも言われるほど、情報と選択が重要な時代です。知識をつけて、自分や周りの大切な方々の健康を守っていきましょう!人生はすべて選択、選択、の連続ですから・・・!