【聖書の十戒】生きやすくなる神様の導き

    私は聖書に出会ってから、ずいぶんと生きやすくなりました。その理由はシンプルで、私の内側に神様を迎え入れたからです。守られ、導きを感じています。その神様は、私たち人に対して「10つの約束(十戒)」を述べており、私もできる限り守る努力をしております。そんな紀元前13年といった、3225~3324年前から現代に伝わる「十戒」について、内容等をお伝えしていきます。※2024年現在の計算

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    十戒とは|一覧と引用

    生きやすくなる 十戒とは クリスチャン

    十戒といった神様の約束については、旧約聖書の出エジプト記20章に書かれています(20:2-17)。後ほど、引用文と共にきちんとご説明します。まずは全体像を見ていきましょう。

    ①創造主以外の神への信仰を禁止

    「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:2-3
    ②偶像礼拝の禁止

    あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。

    旧約聖書 出エジプト記 20:4-6
    ③神の名の乱用を禁止

    あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:7
    ④6日間労働と、7日間安息日を守ること

    安息日を心に留め、これを聖別せよ。六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。

    旧約聖書 出エジプト記 20:8-11
    ⑤父母尊敬の命令

    あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。

    旧約聖書 出エジプト記 20:12
    ⑥殺人禁止

    殺してはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:13
    ⑦性の不道徳を禁止

    姦淫してはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:14
    ⑧盗み禁止

    盗んではならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:15
    ⑨偽証の禁止

    隣人に関して偽証してはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:16
    ⑩貪欲(どんよく)禁止

    隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」

    旧約聖書 出エジプト記 20:17

    これは、すべては神様自らの言葉です(神はこれらすべての言葉を告げられた 20:1)。

    なぜ十戒がクリスチャンにとって重要なのか

    生きやすくなる 十戒とは クリスチャン

    これは私の思いでもあるのですが、すべての人に十戒が必要です。ここに書かれていることは、生きやすくなるためのヒントでもあるからです。心身の健康にも、直接影響します。十戒の内容は、罪を遠ざける内容です。その上、神様の喜ばれる清い生き方へとシフトできます。これを重要と言わず、何なのでしょうか。

    十戒の内容|①〜④神様への信仰心

    生きやすくなる 十戒とは クリスチャン

    十戒の①〜④は、神様への信仰心を確立させるための、重要な要素がつまっています。

    • 「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない」
    • 「あなたは、自分のために刻んだ像を造ってはならない」
    • 「あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない」
    • 「安息日を覚えて、これを聖とせよ」

    十戒の内容|⑤〜⑩人が幸せに生きるために

    生きやすくなる 十戒とは クリスチャン

    十戒の⑤〜⑩は、人のための内容です。守ることで、自分の心身のためにもなり、大切な人のためにもなり、関わる人のためにもなります。人が幸せに生きるために、絶対に守るべき重要な内容です。これらを犯していると、本当の幸せはそこにはありません。

    • 「あなたの父と母を敬え」
    • 「殺してはならない」
    • 「姦淫してはならない」
    • 「盗んではならない」
    • 「偽証してはならない」
    • 「隣人の家を欲してはならない」

    現代のクリスチャン生活における十戒の意味

    生きやすくなる 十戒とは クリスチャン

    私はクリスチャンになる前まで、十戒のすべてを犯していました。きっと、これを読むあなたにも思い当たる節があるはずです。かつての私の戒めと共に、現代だからこそのお話もしていきますね。

    私の体験談|①創造主以外の神への信仰を禁止

    わたしをおいて ほかに神があってはならない

    大前提、私は聖書を読むまで、創造主の存在を知りませんでした。ちなみに、聖書の神様のことです。さて、かつての私は、宇宙を信仰していたのだと思います。信仰という概念すらなく、スピリチュアルな思想に染まっていたの方が正しいです。例えば、「自分の願いごとを宇宙にオーダーする」というように。神様を知らない時でも、何かに頼みたい思いは、人間の潜在的なものにあるのだと思います。今は、本当であり唯一の神様を知ることができて幸せです。

    「わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:2-3

    私の体験談|②偶像礼拝の禁止

    あなたは いかなる像も造ってはならない

    上記に続きますが、スピリチュアルに影響されていた私は、偶像をたくさん持っていました。クリスタルやお守りカード、神聖幾何学のグッズなど。何なら、他、所持に限りません。巨木、太陽が大好きで、自然崇拝(アニミズム)をしていました。また、アニメのキャラや俳優、バンドなど、推しを第一になっていた時期もあります。龍や宇宙人、アセンデッドマスターに首っ丈な時期もありました。まるで神様か偉大なものかのように、尊い気持ちでまっすぐに見つめてきました。

    あなたはいかなる像も造ってはならない。上は天にあり、下は地にあり、また地の下の水の中にある、いかなるものの形も造ってはならない。あなたはそれらに向かってひれ伏したり、それらに仕えたりしてはならない。わたしは主、あなたの神。わたしは熱情の神である。わたしを否む者には、父祖の罪を子孫に三代、四代までも問うが、わたしを愛し、わたしの戒めを守る者には、幾千代にも及ぶ慈しみを与える。

    旧約聖書 出エジプト記 20:4-6

    私の体験談|③神の名の乱用を禁止

    主の名をみだりに唱えてはならない

    意味もなく、呪文か何かのようにみだりに唱えるなってことですよね。私はクリスチャンになって間もない時、「イエス様、イエス様」と必死に祈っていたことがありました。

    あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:7

    「わたしに向かって、『主よ、主よ』と言う者が皆、天の国に入るわけではない。わたしの天の父の御心を行う者だけが入るのである。

    新約聖書 マタイによる福音書 7:21

    私の体験談|④6日間労働と、7日間安息日を守ること

    安息日を心に留め、これを聖別せよ

    まず、安息日とは「金曜日の日没〜土曜日の日没」までの期間をいいます。この間は、仕事をせず、神様の御名な元で安息をいただきます。とはいえ、私はクリスチャンになる前までは、どこかに出かけたり遊んだりしていることが多かったです。クリスチャンになってからは、教会に行っていました。しかし、それも前の話。今の私は教会に行かず、基本的には慎ましく過ごすのが土曜日です。この日は、普段の仕事をいい意味で手放しで、聖書を読んだりしています。

    安息日を心に留め、これを聖別せよ。六日の間働いて、何であれあなたの仕事をし、七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。六日の間に主は天と地と海とそこにあるすべてのものを造り、七日目に休まれたから、主は安息日を祝福して聖別されたのである。

    旧約聖書 出エジプト記 20:8-11

    私の体験談|⑤父母尊敬の命令

    父母を敬え

    最近、「親ガチャ」や「毒親」という言葉が流行っていますね。例に漏れず、私もそう思っていたことがあります。特に、母親と娘の関係性。お母さんのことが許せないと、ずっと恨んでいた時期がありました。しかし、私はイエス様を知ることで、人を恨むことの愚かさを知りました。人を裁く権利などないからです。神様以外は、どんな人であれど何かしら問題を起こすものです。それよりも、私に肉体を与えてくれた両親に感謝をしたいと思います。

    あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。

    旧約聖書 出エジプト記 20:12

    私の体験談|⑥殺人禁止

    旧約聖書 出エジプト記 20:13

    これはもはや、当たり前ですよね。残念ながら現代は誰もが当てはまる内容だと思っています。漫画やアニメ、映画などの影響です。現実世界では「してはいけないこと」だと認識していても、こういったフィクションの世界では、なぜか急に受け入れてしまうわけです。何なら、楽しんでいます。

    殺してはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:13

    私の体験談|⑦性の不道徳を禁止

    姦淫してはならない

    体の相性、物は試しのように、安易に性行為に走る人もいます。なんなら、経験人数が多いと何かが凄くて、経験人数がない・少ないと引け目を感じるような現代です。また、金銭のために体を明け渡す人もいます。肉体的にも霊的にも危険です。。他、現実世界に限らず、ポルノ中毒やいかがわしい空想もそうです。ちなみに私は、BL漫画にハマっていました。もう辞めています。不道徳なことを神様は忌み嫌われます。

    姦淫してはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:14

    私の体験談|⑧盗み禁止

    盗んではならない

    盗みは、心の貧しさです。私の祖母は、軽い認知症になってから平気で物を盗むことがありました。したことは悪いことですし、いろいろあり、祖母の心の闇を感じました。また私の母は、拾ったクレジットカードを警察に届け出ずに使おうとしていました(もちろん、強く注意しました)。人の物なら、拾ったものなら、何をしても構わないのでしょうか。違いますよね。盗みは悪と欠乏を連鎖させます。

    盗んではならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:15

    私の体験談|⑨偽証の禁止

    偽証してはならない

    嘘をつくこと、これは私たち誰もしがちです。私もしょっちゅうあります。結果、偽った分だけ苦しい思いをしてきました。嘘をついたところで、結局は自分が傷つくだけです。神様も喜ばれません。気をつけたいものです。

    隣人に関して偽証してはならない。

    旧約聖書 出エジプト記 20:16

    私の体験談|⑩貪欲(どんよく)禁止

    欲してはならない

    欲望が強いということですよね。私はこれがかなり強かったです。欲しい物は何でも手に入れたいですし、その心が次第に膨らみ、マウント思考に陥ったことがあります。「この人より私の方がイケてる」的な思いですね。そして、自分を良く見せようと着飾ります。他人を気にして、自分を愛して、愛のない冷たさを振りまいていました。これがいかに悲しいことか、今ならわかります。何も実を結びません。

    欲しいものがあれば、それは神様に拠り頼むことです。ただし、これは願いごとではありません。貪欲からくる心です。そのような心の欲望ではなく、神様ご自身を求めること。また「貪欲な私をお助けください」と頼むことも良いでしょう。私もかつてしたことがあります。

    隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」

    旧約聖書 出エジプト記 20:17

    「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。

    新約聖書 マタイによる福音書 7:7-8
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    現代でも十戒は守るべき?

    ヘブライ 信仰 扉 聖書

    「そもそも、十戒は守る必要があるんですか?」という人もいるかと思います。結論、あります。十戒は今も守るものです。なぜなら、十戒は無くなったということは記載されていないからです。十戒は単なる決まりごとではありません。神様への愛を示す生き方であり、私たちを罪から遠ざける指針でもあるからです。よって、現代でも守る理由は十分あります。私はそう考えています。

    『姦淫するな、殺すな、盗むな、偽証するな、父母を敬え』という掟をあなたは知っているはずだ。」

    新約聖書 ルカによる福音書 18:20

    また、わたしに言われた。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。初めであり、終わりである。渇いている者には、命の水の泉から価なしに飲ませよう。 勝利を得る者は、これらのものを受け継ぐ。わたしはその者の神になり、その者はわたしの子となる。 しかし、おくびょうな者、不信仰な者、忌まわしい者、人を殺す者、みだらな行いをする者、魔術を使う者、偶像を拝む者、すべてうそを言う者、このような者たちに対する報いは、火と硫黄の燃える池である。それが、第二の死である。」

    新約聖書 ヨハネの黙示録 21:6-8

    モーセの時代と現代は同じ

    生きやすくなる 十戒とは クリスチャン

    十戒は、モーセの時代からです。そこからずいぶんと経過した現代ですが、通用するのでしょうか?もちろん、通用します。理由は上記と同じです。そして、時代という年数はいかに経過しようとも、根本的には何も変わらないのがこの世だと私は思っています。それどころか、現代でもソドムとゴモラのような世界はたくさんあります。酒池肉林生活です。

    かつてあったことは、これからもあり
    かつて起こったことは、これからも起こる。
    太陽の下、新しいものは何ひとつない。

    旧約聖書 コヘレトの言葉 1:9

    【まとめ】結局、十戒とは何なのか

    願いごと 神様 祈り 聖書

    十戒は決して難しい話ではありません。それどころか、清く正しく生きるための指針です。しかも、それがハッキリとシンプルに言語化されている、神様からのありがたいメッセージだと私は受け取っております。これは縛りでも強制でもなく、ただただ神様からの愛の恵みです。

    「これは私への戒めだ」「罪を犯してはいけない」などと、強迫観念に近い気持ちで捉える必要はありません。私たちの生きる道の指針として、心穏やかに受け取ってみてください。十戒は信仰を持てばすぐにでも守れます。もし難しいのであれば、それを神様に拠り頼んでみてください。祈りです。これを読むあなたの幸せを祈っております。アーメン。

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