【人の生きる環境とは】この地上で完全な幸せはない

あなたがたには自分の命がどうなるか、明日のことは分からないのです。あなたがたは、わずかの間現れて、やがて消えて行く霧にすぎません。

新約聖書 ヤコブの手紙‬ ‭4‬:‭14

明日のことは

わからないとありますが、

私たちは明日のことどころか、

数時間先、数分先のことさえも

わかりません。

私たちは霧、息、と

描写されるように

いかに短く、束の間に現れて

消えていく者であると教えています。

私たちは

長くこの地上にいるわけでは

ありません。

この地上に

愛着を持ち過ぎないように

するのは賢明です。

神様は

この世に心を奪われないようにと

警告しておられます。

私たちは一瞬にして、

これまで頼っていたものが

取り去られてしまう

という経験をします。

たとえば、病気にかかったり、

事故、災難に遭ったりと

いつ命の危機を迎えるか

わかりません。

また、

世の中は状況によって一変し

常に不確かなものです。

ここに土台を置くならば、

私たちの人生は揺れ動くばかりで

不安定なものになってしまいます。

私たちは、この地上において

完全に幸せになることは出来ません。

魚は水の中でしか

生きられないように

陸の上では生きていけません。

私たちも、

神様の愛の中でしか

生きられないように

造られた者です。

この地上では

完全に心満たされて

生きることは出来ません。

豊かな人生とは

物質的な豊かさとは

全く関係ないのです。

この地上では

様々な困難や不安に

襲われることがあります。

この地上において私たちは

一時的な旅人であることを覚え、

永遠の御国（神様の国）を

目指して

神様と共に、これからも

歩ませていただきたいと思います。